◆マネジメントとは? ~南極を目指したアムンゼン&スコットから学ぶ①

先人の言葉

 今回も先人の生き様から学ぼうとする回、その国の威信をかけた冒険に挑んだ二人から

目的達成のための考え方を見ていこうと思います。

アムンゼンとスコットが登場した背景


 今から100年以上も前のこと。日本は明治時代、これから世界へ飛躍していこうとしていた

この時期、奇しくも南極点という前人未到の地へ挑もうとする二人の探検家が現れました。

一人は北欧の冒険家大国であるノルウェー出身のロアール・アムンゼン、そしてもう一人は、

当時の七つの海を制覇する大英帝国出身のロバート・ファルコン・スコットです。

 この二人の偉業は多くの場面で語り継がれ、成功談と悲劇の遭難という表裏一体の

ストーリーとして存在し続けています。

 北極点の最初の到達者はと聞かれても「?」となることが多い中、南極点到達レースに

果敢に挑んだ二人の名前は世界中に知れ渡っています。

 私もこの二人に関する本や情報を目にする中で、厳しい環境の中でチームを率いて

いくための難しさを思い知りました!

 過酷な状況下でのサバイバル・レース、まさに現代社会に生きる我々のマネジメントの

ヒントになるのではと思ってます。

 彼らが活躍した当時の世界の勢力図は、間違いなく大英帝国に傾いていました。

 会社で言えば世界中に支店を持つ名だたるグローバル大企業のエリート幹部という

ところ。スコットはこのグローバル大企業の更なる覇権拡大も含めて国家を背負った

挑戦でした。

 一方ノルウェーは北欧の一小国で、現代でいえばある国では有名な上場企業という

ところでしょうか。ただこの国は極地探検の第一人者、フリチョフ・ナンセンを輩出して

いる根っからの冒険野郎を生むお国柄で、ガチガチの国家プロジェクトとしてではなく

アムンゼンの個人判断をある程度許容する状況であったようです。



 その証拠に、最初に資金集めするときは「私は北極点に行くんです!」と言いながら

北極点がアメリカ人のピアリーに到達されたと聞くや、隊員たちや支援者にも秘密にしつつ

南極点到達に目標を切り替えて母国を後にしています。

目標を達成したいと思うなら忖度したり周囲の目を気にしていたらダメという好例ですね。

 この辺りの処世術はマネジメントに際しても活かせます。

 時には「前向きなハッタリ」も活用しないとグレーゾーンばかりの社会生活では

早晩手詰まりになったり、チャンスを待つだけでは部下同僚も萎えてしまいますからね。

二人の生い立ちがマネジメントの違いに

 全く違うお国柄で生まれ育った二人、同じ極点を目指すとしてもその方向性はかなり違う

ものとなっていきます。ただこの中では、どちらが良い悪いは書きません。

 ある環境下でマネジメントの違いがどのような成果に結びつくか、ここがポイントだと

思っています。

 まずスコットは統制・コミットメントを重要視するタイプのようでした。海軍軍人で

あったことと共に、リスクだらけの南極でも科学調査をコツコツ行い、国の威信を賭けての

トライアルなんだと真面目に認識している人物

 一方のアムンゼンは根っからの冒険家。少年時代から冒険家を夢見て、真冬でも窓を

開けっぱなしで寝る訓練をしたり、母親の勧めで入った医学部も母親の他界と共に中退して

急に船乗りになったりと、人生の全てを極地探検のために捧げたような人物。

実体験を最重要視し「ダメなら引き返せばいい」という考えの持ち主だったようです。

このように二人は目指すゴールは一緒でも、生い立ちやスタンスには違いがあります。

 実際に現代社会でも、上司・先輩・仲間の中でこういった違いが出てくる場合がよく

ありますね。「目標達成あるのみ!」「いや急がば回れだ」などゴールに行こうとする

姿勢は同じでも、そのための計画・方法・スピード・プロセスがまるで違っていたりは

よくある話です。これでは部下はたまったもんじゃないですよね。

サステナブルな組織運営を続けるためにマネージャーは、

  •  目指すゴールがブレない安定感
  •  部下のニーズを常に把握するアンテナ
  •  事前計画を怠らなければ結果が出ると知っている
  •  スピードある行動力
  •  状況次第では方針を変えられる勇気

こういったスキルが求められているわけで、まさに極点を目指したアムンゼン&スコットも

基本的にはチームの仲間と共にこれに近い行動をとったようですが、生い立ちなどの違いが

その後のプロセスの面に出てきたのだと思います。

 今回のネタは一回では書ききれませんので、また書いていきます! 次回は二人が極点へ

いくための「準備」の違いについて書こうと思います!



最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

◆マネジメントとは? ~南極を目指したアムンゼン&スコットから学ぶ②

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