◆マネジメントとは? ~南極を目指したアムンゼン&スコットから学ぶ②

先人の言葉

こんにちは!左馬介(さまのすけ)です。

極点到達に情熱を燃やした二人の英雄、アムンゼンとスコットについて書いていきます。

今回は彼らが南極点に乗り込もうとした際の「準備」の違いについてです。

経験値のアムンゼン、情報と物量のスコット

アムンゼンもスコットも一流の探検家であることに間違いはないのですが、スタートする

前の「準備」方法は、かなり違いがあります。まずアムンゼンは根っからの冒険家、

特に彼はこの極地探検の前に、南極付近の冬場の航海を体験していたり、北西航路と呼ばれる

北極回りの航路を始めて通過したりと、とにかく「実体験」が豊富。中でも北西航路を

制覇したとき、現地住民イヌイットから学んだ極寒でのサバイバル術を体得していました。

そのため「コンパクト、フレキシブル、リアリズム」をキーワードに準備を進めていました。

犬ぞりを主力にしたことが最も特徴的です。自然相手の道中ともなれば、いかにして

「相手に合わせるか」を意識していたのでしょう。そしてスコットも充分な知識を持ち、

さらに同じイギリス出身の冒険家シャクルトンがすでに極点間近まで到達していて、

ルートや気象条件等の情報も豊か。そして潤沢な資金と国のバックアップをベースに、

当時最新鋭の動力ソリや1トンの荷物を曳ける馬の活用を考案します。更に人数に合わせた

緻密な食事数の計算、人選も屈強な軍人仲間や研究者をそろえるなど「インテリジェンス、

スタイリッシュ、パワフル」というイメージでしょうか。

経験値のアムンゼン、情報と物量のスコットという感じです。

「相手」に合わせる思考

現代社会でも、物事の準備をするときにはその人のスタイル・その組織の特徴が浮き彫り

なります。本番よりも緊張度が少し低いため本性が出やすいのでしょうか。特に自分たちの

スタイルが確立されていると、それに沿った流れが重要視されてしまい、本来の目的である

「相手(顧客、環境など)」を忘れてしまいがちです。縦割り行政などがいい例ですね。

南極に行った二人の違いもその点にありそうで、冒険一筋でやってきた経験を基本としつつ、

「自然」という「相手」に合わせて装備や行動方法・チーム体制までその場で変えていく、

フレキシブルな思考で進めて行ったアムンゼン。そして成功事例が豊富にあり物量と人員の

バックアップも多い中、大英帝国の歴史にかけて必ず成功する≒自分たちが主役である、

という方向性になっていったのではないかとも感じられるスコットチーム。いずれの

アプローチも決して間違いではないのですが、やはり「相手」というものがある以上、

必ず時間と共になにがしかの「変化」が起こりますし、地図にない場所に行こうとする

場合には、一直線に行動するといずれ壁か崖にぶち当たってしまう。そうならないためにも

事前の準備は非常に重要で「相手≒変化」にどう適応できるか、それが本番での成否に

つながるのだとも言えると思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

◆マネジメントとは? ~南極を目指したアムンゼン&スコットから学ぶ③

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