【税金 計算方法】所得税ってどうやって計算されるの?分かりやすく解説! ~サラリーマンと税金④

税金を知ろう

 毎月の給与から天引きされている「所得税」、実際にどうやって計算されているか

知っている人はあまり多くないのではないでしょうか?

 そもそも学校では教えてくれませんし、なおさら会社でも教えてくれません!

「国民の義務であるのだから個々で勉強しましょう」というのが前提になっている

感じですかね、、、

 私は所得税法の勉強を2年間していく中で「全貌を知るのは結構キツい!」と

感じました。それくらい全体像はまあまあ複雑な構成になってます。

 ここではざっくりではありますが、皆さんに伝わるように所得税の計算方法を

解説をしていきます!

①毎月の所得税の計算方法

 毎月の所得税は、ざっくりと次のようなステップで計算されていきます。

 サラリーマンの方は会社でご自身の扶養家族などを申請・登録されているでしょう

から、会社の計算担当者が給与システムなどで自動計算されていれば安心ですね。

 ①まず毎月の給与額を計算する

 ②その月のその人の扶養家族の数を把握する(父母・子等関係なく1名カウント)

 ③国が設定している「源泉徴収税額表」に合わせ、その人の給与から社会保険料を

  控除した給与等の金額と、その人の扶養者の数が合致するところの税額を天引き

 月額の所得税は処理ステップとしては分かりやすいのですが、この「源泉徴収税額表」

なるものの存在を知っている人は少ないかなと思います。サラリーマンの方は「甲」の

カテゴリーになります。

 また特徴としては、

  ・給与の額が上がればおおよそ税額は上がる

  ・扶養者が少ないほど税額は上がる

というところになります。家族がいる人に対しては生活費負担等へ考慮して税額が

下がるという意図のようですが、独身の方にはちょっと不利ですね。

(ご参考)国税庁HPより:源泉徴収税額表

https://www.nta.go.jp/publication/pamph/gensen/zeigakuhyo2019/data/01-07.pdf

②1年間の所得税の計算方法

 自営業の方であればここで確定申告をするのですが、サラリーマンの方については

「年末調整」を行って年間の所得税を計算することになります。

 年末調整というのは、本来自分でやるべき確定申告を「必要な資料を出してくれれば

会社が代理してやってあげますよ」というなかなかありがたい制度なのですね。

 その年末調整で行われている作業は、

「年間の給与・賞与の合計額」を計算する

「給与所得控除額」を計算し上記①から控除する

 ※サラリーマン版必要経費、一定の計算式で算出しこれがある意味「もうけ」です。

【所得控除額の計算】年間の扶養控除、社会保険料、生命保険料等の合計を控除

 ※年末調整で証明書を添付・記入するやつです。これらは「所得控除」という

  カテゴリーのもので所得を下げてくれる効果があります。

  配偶者控除等は「人的控除」、社会保険料等は「物的控除」と言います。

④上記③(課税所得金額と言います)に対して税率をかけて年間税額を計算

 ※税率は超過累進税率で、この段階の金額が大きいほど税率は高くなります。

↓  

⑤上記④の年間税額から1年間で天引きした源泉所得税合計を控除

 ※1年間の給与・賞与から天引された源泉所得税の合計をここで控除します。

  もう支払ったものですからここで引いてもらいます。

⑥更に「税額控除(住宅ローン控除等)」の制度適用あればここで控除します。

  →税額からダイレクト控除!非常に減税インパクトが高いのが税額控除です。

⑦ここで金額がプラスだったら12月給与の所得税欄で天引マイナスになって

 いたら所得税欄がマイナス表示(返戻)になります。

 いかがでしょう、多くの社員さんの計算を個別にしかもかなりのステップを経て

計算するのが分かっていただけましたでしょうか?

 そして確定申告をする方については、この年末調整で行った給与だけで計算した

年間税額に対して、その他の収入をプラス・医療費控除などマイナスしたりして、

年末調整の計算結果の上書きをして最終最後の所得税を出して精算を受けるわけです。

まとめ

 サラリーマンの給与から引かれる所得税の計算については月額と年間ではかなりの

差があります。おおまかな概略は以下の通りになります。

 ①月額所得税 =源泉徴収税額表を基にその月の給与額や扶養者数で決定

 ②年間所得税 

   =(年間月給・賞与の合計―給与所得控除ー所得控除の合計)×税率

    ー源泉徴収税の合計ー税額控除の合計  

   ⇒プラスなら天引、マイナスなら返戻

 複雑なものになっていますが算式がざっくりでも頭に入ってくると、

「子供が扶養に入っているうちは所得税が下がる」とか、

「住宅ローン控除の減税効果は高い」などがお分かりいただけると思います。

【税金 所得税】要注意!こんなとき所得税が上がります ~サラリーマンと税金⑤

最後まで読んでいただき、ありがとうござました!

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